銀河の月
- Tami Tomioka
- 2月7日
- 読了時間: 3分
8番目
銀河(タカ)の月
北陸や東北日本海側は大変な積雪になっています。
皆さんのところは、いかがですか?
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自然とともに生きなくてはいけないのに、抗っているからなのでしょうか?
兎に角いろいろ考えさせられます。
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銀河の月
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キーワード:完全性・調和させる・実感する
月感詞:「同」(ドウ、オナジ)
熟語:同一・同士・同乗・同情・同時
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盤と神への祝詞を入れる器(サイ)を組み合わせた形。
諸侯が王の前に一緒に集まって会同という儀礼をしたことから、
「ともにする、おなじくする」という意味がある。
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共振の月で螺旋上昇するように考えを巡らせ、行動していたことは、
一人で思ったことでした。銀河の月はその想いを今このときに気持ちを
同じくする人とシェアしてみる。摺り合わせてみてはいかがでしょう。
一人一人の考えや想いを形にしていくのは、忍耐がいることです。
でも同じあるいは近い気持ちを持っている人達と話すことで、新しい
気づきや方向性が定まってくるかもしれません。
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一人ではできないことも二人三人・・・・・・増えれば、新しい形も見えてくる
と思います。
いくらでも、何度でもどんな形でも軌道修正すれば、何か面白いものが
出来るような気がしてなりません。
手を借りて、意見を聞くことを恥ずかしがっていては自分以上にはいけません。
その代わり、誰かが尋ねてきたり、意見を求めてきたら自分のこととして、
考えて伝えていくようにしたいと思います。
私も本当に些細なことでも、応えてみようと思いました。
★『水車小屋のネネ』 津村記久子 (毎日新聞出版)
昨年の本屋大賞2位の本です。いつも本屋大賞ばかりですいません。
この本を私はAudibleで初めて聞いて読みました。
最初は登場人物や状況把握に時間がかかりましたが、途中からストーリー
が気になって、気になって。
18才の理佐は母の婚約者に小学生の妹(律)が、理不尽ないじめを受けていたのを知って、二人で家をでることにします。
理佐自身、母に短大の入学金をその婚約者の無心で使われてしまい、合格していた短大に行けなくなったことを知った直後のことでした。
なんの縁故もない、都心から離れた地方で住み込みの職を見つけた理佐は、
律と一緒にその町で生活を始めました。
仕事というのは、水車小屋のある小さなお蕎麦やさんの仕事と鳥の世話。
水車小屋にいるオウムの「ネネ」が見ている水車で挽くそば粉の管理でした。
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ネネの飼い主である蕎麦や夫妻、律の担任、ネネの普段の世話をしている画家の
杉子さん。
沢山の心優しい人達のおかげで二人はなんとか町になじみ、生活をしていきます。
なんといってもオウムの「ネネ」の言葉と仕草にぐっときちゃいます。
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途中、いろいろなトラブルがありますが、町の人達のおかげでなんとか乗り越えていきます。
この話は理佐や律がそれぞれに自立する30年後まで話しが進むのです。
彼女達が町に溶け込み生活して、自分達がして貰ったことを、困っている人に
返していく。
もちろん、現実の厳しさもちゃんと書かれています。
読んだあと、人って捨てたもんじゃないと暖かい気持ちになりました。
少し長い本ですが、途中からぐいぐいいきます。
なんだか人に疲れてしまったら、是非読んでみてください。

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