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執筆者の写真てる でん

白の年13番目の月


白の年13番目の月

白を意識して一年。

あっという間に13番目の最後の月になりました。


【白山信仰は白の神秘を宿している。】

夏季を除いて一年雪をいただくその優美な山容は言うまでもないとして。

白山の主神、菊理姫をはじめ十一面観音菩薩、他の神々も、

【白】【シラ】という言葉や観念がついてまわっているようだと。

表題「白の民俗学へ・白山信仰の謎を追って」

著者「前田速夫」に書かれていました。


また【キクリ】(菊理)は【ククリ】(潜り)を意味していて

水中に入ってミソギすることであり。

黄泉の国から逃げ帰ったイザナギにミソギを進めたのも

菊理姫だったのでは?と日本書紀を推測されていました。


「ちはやぶる神代もきかず龍田川からくれないに水くぐるとは」

百人一首の有名な歌が示すように

【ククリ】は潜りに通じて後年の「茅の輪クグリ」のミソギ・ハライの神事に

通じているようです。

6月の末日には夏越しお祓い「茅の輪クグリ」もありますね。

G歴では折り返しとなりました。 ぜひ、神社に足を運んでみてください。


生や死を強く連想する【白】ですが

死からの再生、回帰の色、夜明けのエネルギー、

日常を超越した聖なる色、たくさんの【白】を

まだまだ発見できそうです。


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