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白地 幸菱 模様 浮織

  • 執筆者の写真: てる でん
    てる でん
  • 2023年11月14日
  • 読了時間: 1分

白無垢は地紋あってなお麗しい!!。


室町時代、生地に地紋を織り表した白小袖は特に格式高いものとされていたようです。

書には以下のように記されている。


よめ入の條々。

一 衣装はうは着にさいはい菱。白き小袖。うちかけたるべく候。

  したぎはねり。中には何にでも着用有べし。


蚕から取った糸を紡ぎ織り

さらに紋様を織り込むという手間を厭わない工程作業が

微細なエネルギーとなり、一層、艶やかさや光沢をうみだすのかもしれません。


よめ入の條々の中の

【さいはい菱】

幸菱は「先合い菱」から転化した言葉で菱の先同士が接した菱繋模様のこと。

さらに菱が「はびこり茂る」植物であることから

子孫繁栄に通じることをもって婚礼衣装に用いられたとしている。



G歴11月15日は七五三ですね。

成長の折々に神様に感謝したことが七五三の始まりと言われています。


母が子供を禍から守る魔よけの意味として

子供の着物の背中に刺繍を縫い付ける風習

【背守り】をご存知でしょうか。

母が子を想いながら一針一針に祈りを込める。

現代にも受け継がれているそうです。



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