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執筆者の写真てる でん

白無垢の風習

更新日:2023年8月22日

 室町時代、社会が荒廃していくときに

礼道として「婚礼の儀」を定めたと当時の書物に記されている。

平安時代、貴族階級の妻宅への通い婚のように

本人同士の自由な結びつきの結婚から、

鎌倉時代の家同士の結び としての結婚。

室町時代に社会が混沌としていく中で「婚礼の儀」を定めた ことに

深い意味を感じる。

 自然神を敬ってきた日本は、自然の「素」のままを大事にしてきた。

「素」生地のまま。手を加えていない本質。

繭から取り出したばかりの生糸、転じて、かざりけがない、

「しろい」意を表す。

  合わせて、白色の持つ清潔感や、混じりけのないさまから

婚礼の儀の衣装としたのだろうと思われる。

「 白無垢」も「産着」の白も、

自然神のご加護をたまわり、 幸せを祈るという「しるし」である。

その願いは今もこれからも全く変わることがないでしょう。



閲覧数:45回2件のコメント

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藍染め

春分

2 comentarios


Tami Tomioka
Tami Tomioka
24 ago 2023

社会が混沌とすると、秩序が必要になるんですね。

秩序は人を縛るモノだけど、その不自由が自由を大きくさせる。


記事をみて、自分は白に何を託すのだろうと思いました。

始まりだけど終わりの色。

何もないけど全部ある。

それだからこそ「しるし」なんですかねぇ。 ないものの中にあるものを感じ、あるものの中にないものを思う。 禅問答のようですが、なんとなく感じる気持ちになれました。

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藤田小百合
藤田小百合
21 ago 2023

今年は「白」の年。銀河の季節みたいなものでしょうか。 『ハレ暦2024』8ページ「白無垢」とかさねて、白っぽい時間を意識したいですね。

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